2009年10月15日木曜日

白山でライチョウを確認


北国新聞HP 10月15日より引用
石川県は14日、白山で今月10日に国特別天然記念物「ライチョウ」を再び確認した ことを明らかにした。県は今年6月、白山で66年ぶりに確認された成鳥の雌と同じ個体 とみている。6月以降、白山にすみ着いていると考えられ、県は採取した羽根のDNA調 査を実施し、出自や移動経路を推測する。
6月に流れた、白山でライチョウ確認というニュース。
66年ぶりの確認ということで、かなり驚きをもってニュースを見ました。

この同一個体と思われるライチョウが10月14日に確認されたそうです。
同ニュースの中では、北アルプスから山伝いに移動してきたのではないか、と述べられています。
いくら山伝いとはいえ、北アルプスから白山はかなり遠く離れています。
ライチョウってそれほど遠距離を飛ぶイメージが無いのですが、それでもその距離を犬や猫など天敵から身を隠しながら飛来してきたのでしょうか。
彼女は何を目指してきたのでしょう?
もしかしたら他にも数羽の仲間がいたのかもしれません。
途中で襲われ、あるいは目的地を失い、目指す白山にはたどり着けなかった個体がいたのかもしれません。
そう考えると、このライチョウ1羽発見のニュースには、実は語られることのない壮大な冒険譚があるように思えますね。

でも、実は66年の間、決して人目につくことなく、山間にひっそり棲息し続けてきたライチョウがいた、と想像した方がロマンがあるように思えます。そうしたら、彼女の周りには何羽かの仲間がきっといるはずですから。